関連項目:デマッター

バカッター

 ばかったー 2013/08/06更新

 バカッターとは、ツイッターに対する蔑称のひとつ。 

 ツイッターにはあまりにも自ら犯罪あるいは不適切なツイートをする者が多いことから、「バカ」+「ツイッター」で「バカッター」と呼ばれるようになった。 同義語は「バカ発見器」。

 デマッターとともに、2ちゃんねらーがツイッターユーザーを嘲笑するために用いられる。

概要

 ツイッターが日本で流行しだした2010年頃から、ツイッターにおいて犯罪行為や非常識な振る舞いを自らツイートするユーザーが後を絶たない。 例えば、飲酒運転や未成年飲酒、盗撮、あるいはモラルを著しく逸脱した内容などである。
 これらのツイートが「発見」されると、直ちにリツイートで拡散されるのみならず、2ちゃんねるにスレが立つなどして晒され、炎上する。 2011年ごろからはほぼ常に誰かが炎上していると言ってよい状態で、あまりの多さから2ちゃんねるにおいてツイッターが「バカ発見器」あるいは「バカッター」と呼ばれるようになった。

 炎上した場合には、ツイッターのみならずmixiやフェイスブックなどから場所や個人を特定できる情報が探索され、特定された場合には警察、学校、企業等に通報されることになる。
 過去にはダークコンドル事件のように本名はもちろん実家の住所・親の名前などが容易に見つかった挙句に大学から停学処分を受けた例、ブスリークス事件のようにニュースでも報道される問題となり解雇された例、駅での殺人予告をして警察に逮捕された例もある。

 これらの炎上では、
・ 犯罪または非常識であることが解らずツイートしてしまう。
・ むしろカッコいいとか面白いとか思っていたりする。
・ 炎上してようやく問題だったと認識すればまだマシな方。 なお理解していない場合も多い。
・ とりあえず逆切れしたり、炎上した自分はむしろ被害者だと主張することが往々にしてある。
・ 個人情報特定につながる情報を自らネットに記している。 本名・住所をそのまま書いている場合も少なくない。
等がお約束となっている。 これらの要素のアレさ故に「バカッター」「バカ発見器」の名称がついたのだろうと思われる。

なんですぐ炎上してしまうん…?

 ところでこのような炎上の例は、日本初の炎上事件とも言われるJOY祭りの時から構造は変わるところはない。 mixi等のSNSでも繰り返されてきた。 youtubeで炎上した結果、投稿者が自殺したという事件もあった。

 ただバカッターがこれらと異なるのは、ツイートというあまりに気軽に投稿できるツールゆえに、思いついたことを即座にネットにアップできるようになったことが挙げられる。 今までは自分の心の内や隣にいる友人との間で完結していた問題行為・発想を具体的行動に移すまでの敷居が異常に低くなってしまったのではないだろうか。
 また、ツイッターはリツイートによって簡単に情報を回覧することができるため、可燃性と延焼速度が飛躍的に増したということも挙げられる。
 それに加え、問題ツイートの多さが注目されるようになったことで、実は検索することで容易に、いくらでも問題ツイートが発見できるということが知れ渡った。 そこで検索して問題ツイートを発掘する者が現れ、かつては発見されず見過ごされていたものも拾われるようになった、ということもいえるだろう。 実際、ある種のネタで炎上した場合には、しばらくの間は同種の問題ばかり発覚するということがよくある。

 一方で、「ツイートは全世界に公開しているものであると認識せず、仲間内だけのものと考えてしまうために問題ツイートをしてしまう」ということが指摘されることがある。
 しかし、これについては正しくないのではないか。
 なぜなら閉じたコミュニティかどうかが問題となる以前に、多くの発言者たちはその問題ツイートが問題発言であるという認識すらないからである。 先述したように炎上したことによって問題発言であったことをようやく認識するか、あるいは炎上してもなお自己正当化を図ることがほとんど全てであって、そもそも「問題があるけど仲間内だからまあいいか」とは考えていない。
 もちろんtwitterが世界に公開されているツールだということを認識すれば、それだけで馬鹿ツイートの多くが書かれることはなくなるのは間違いないのではあるが。
 逆に言うと、これまでにもずっとなされてきた事が、twitterというツールの登場で公に知られるようになったということなのかもしれない。

 

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