アイマス シンデレラガールズの
トレード規制についてまとめ
【もくじ】 1.はじめに 2.主な変更点 3.規制で不便になること 4.まとめ
※ 8月9日夜 新しい告知に伴う記述の追加・修正をしました。
※ 8月9日午後 記述を追加・一日経って思い直した部分を修正しました。
はじめに
２０１２年８月８日の夕方、モバマストップの「お知らせ」において「ﾄﾚｰﾄﾞ､贈り物の機能変更及び新機能実装について」という題でトレード規制の告知がなされました。
しかしそれがどうもわかりにくいということで、まとめてみようと思って作ったページです。 間違えてたらすいません。 また、仕様変更もあるかもしれません。
なお、モバマスはモバゲーのゲーム「神撃のバハムート」（以下「バハ」）と開発元が同じためか似たような仕様のものがしばしばあり、今回の規制も多くはバハで導入されたものと類似していることからバハの仕様を参考にしています。
もし不満が有る方は、要望を送ってみるのがいいかもしれません。 過去にユーザーの要望でクレーン券使用期間が伸びたこともありますし、よほど不満が多ければ多少の仕様変更も期待できるかも…？
※ 情報は2012年8月9日時点のものです。
主な変更点
① トレードは同じプロで2週間以上経過したプロメンとの間でのみ可能
① トレードは同じプロで2週間以上経過したプロメンとの間でのみ可能
同プロでないと取引できないというのは非常にめんどくさい規制です。 プロが違う友人とトレードしているという人もいると思うのですが… バハの場合、「戦友」という相互登録システムがあり、２週間以上経った戦友との間ではトレードができるため、これよりも厳しい規制ということになります。
せめて２週間以上経ったモバ友との間ではトレードができるようにするとか、相互にお気に入りに入っている相手同士ではトレードできる、など似たような概念を導入して欲しいものですが…
なお、示されている仕様下においてプロが違う友人とのアイドルやりとりをするには、フリートレードにおいてそれと確実に解るように条件指定する(例えばスタ一桁のRに二桁のスタを指定したり、マニーの額を判断できるようにして、メールで共有する)という方法があります。 スタドリのやりとりなども、同様にすれば可能です。
ただ、大きく不安な点もあります。
告知の「RMT対策」の部分には、フリートレードの相手が全員表示されるわけではなく、しばしば切り替わると記されています。 つまり、やりとりしたい相手が必ず表示されるわけではないということです。 ああ、不便…
② 「フリートレード」（バザー）の導入
フリートレードは、おそらくバハにおける「バザー」と同じものと思われます。 バザーでは、自分の手持ちのカードと相手から受け取りたいカード、アイテムもしくはルピ（モバマスでいうマニー）を指定して出品します。 ユーザーは出品されているカードから検索し、条件にあうものを選んでトレードを行うことができます。 なお、持っていないカードでも、バハの場合はコストやタイプによって検索でき探すことができます。
バザーにはチケットが必要です。 出品または買取の場合にレアリティごとに指定された枚数消費します。 チケットはバハの場合、ガチャで貰えるほか、何枚かは毎日配られています。
また、フリートレードはレアリティごとに希望できるアイテム数の上限が設けられるようです。 Nなどは３個なのでそれ以上で取引されている[聖夜]櫻井桃華のようなカードの取引に問題が生じます。 ただ、交換相手がアイドルであれば制限がないので、例えば「[聖夜]櫻井桃華」と「脇山珠美+日野茜」といった形で交換することになると思われます。
③ 「女子寮」機能の追加
8月9日夕方に新たに告知された機能その1です。 どうやらアイドルを手持ちから一時的に外すことができる機能のようで、バハにおける「倉庫」・「戦国コレクション」（戦コレ）における「カード屋敷」に相当するものと思われます。 その枠数によってはトレキャンの代わりとして使うことができるのかもしれません。
具体的な仕様は出るまで不明ですが、他ゲームの場合には無料で5人分程度、有料制（月額または払いきり）で枠を追加できる、というものが多いようです。
なお、この機能は8月下旬に追加と告知されてます。 慌てて決めたのかな… あと二次創作が捗ります。
④ 「レアメダル」機能の追加
8月9日夕方に新たに告知された機能その2です。 レア以上のアイドルを「特別移籍」することで獲得でき、「女子寮増設やｱｲﾃﾑ交換､特定のｱｲﾄﾞﾙのｽｶｳﾄ等」に使用出来る予定とあります。 つまり、いらないレアカードを一旦メダルに変換して、そこからいくつかの要素に使用出来るという有料要素のようです。 さらに言えばバニラの使い道作ったからガチャ引いてね、ということですかね…
実際の仕様は未だ不明（というか決まってないんでしょうね…）ですが、唯一「一部アイドルを除く」とあります。 これがどのようなものかも不明ですが、ベテラントレーナーのことを指すのでは、という見方が多いようです。
⑤ 未認証垢に対するトレード禁止
現在も未認証垢については実質的にトレード禁止になっていることを考えると、現在は「認証垢から未認証垢へトレード申請はできるが、未認証垢はトレードが申請されてもトレードページヘアクセスすることができない」という仕様なのが、「申請じたいができなくなる」ということに変わるのではないかと思います。
トレード規制の結果として不便になること
・ プロ外のリア友とのトレードができなくなる
個人的に一番の疑問点がここです。 人数上限の都合やリア友が別の友人のプロに入っているということもあるわけで、リア友が同じプロではないということも多いはず。 RMT対策のために無制限のトレを規制するのは解りますが、プロ限定にしてコミュニケーションを断つことに関連性はないと思うんですよね。 モバマスにはバハのような「戦友」概念はないですが、人数上限のある「お気に入り」という機能があるので、それで相互に登録して2週間経てばトレードできるようになる、というのでもいいんじゃないかと思うのですが。
・ トレキャンまたはステ振り直しがしにくくなる
規制後はプロメン相手に行うことでトレキャンをすることができます。 しかし、２週間規制がある結果、ステ振り直しのために退社すると２週間は一切のトレキャンができなくなります。 そのため、どちからを捨てなくてはならなくなります。
また、プロ非所属ユーザー、ぼっちプロのユーザーについてはトレキャンが完全に不可になってしまいます。
これについては、「女子寮」が対応策として新たに提示されたようです。 女子寮はアイドルを手持ちから一時的に外せる機能ですので、公式にトレキャンと同じ機能を持つ要素を導入してきたということになります。
ただし、女子寮は基本的にはレアメダルを使用して枠を広げる有料要素で、無料枠は3～5とお試し的な数だろうと推測されます。 またレアメダルを使用して枠を広げても、その枠の上限数によっては効果が薄くなってしまいます。
・ 手持ちアイドルがすぐに溢れることになる
アイドルの枠は親愛度MAXのアイドルを増やすと増加していきますが、７５人で止まってしまいます。
しかし、ガチャを引くとそのたびに手持ちが増えて行き、使い道に困るアイドルや育成が後回しとなるアイドルをどうするか困ることになります。
ガチャ以外でも、イベントなどで新キャラ・新カードが出る度にとりあえず入手してどんなものか見てみるというのは普通のことだと思います。 また、ゲームを進めるとそれまでお世話になっていたアイドルでも、いずれバクメンからも落ちてしまうということがあります。 しかし愛着があるので、バクメンににも出てこないからといって売ることもレッスンパートナーに使うことも躊躇われる、タンスに閉まっておきたい、というユーザーもけっこう多いのではないでしょうか。 しかし、これらのことでもすぐに手持ちが溢れてしまいます。
そういう溢れたアイドルの対処をどうするかというのは、かなり難儀する問題です。 トレキャンや贈り物倉庫は攻略のテクニックではありますが、そういう溢れたアイドルの処遇に使っているという人は、少なからずいるのではないかと思います。 しかし、トレキャンはしにくくなりますし、プロメンが信用できるかわからない以上贈り物倉庫はもっとしにくくなります。
昔のドラクエみたいに新しい武器買ったら古いの売って…みたいなことはできないんですよちひろさん… そのドラクエだって「大きなふくろ」が導入されたし…
というところでひとまず女子寮の導入が発表されました。 ただ、その枠はレアメダルを使用しても無制限ではないでしょうから、無制限に使える贈り物倉庫が使いたいところです。
・ スタエナ変換、マニーでのスタエナ購入がしにくくなる
現在はスタ・エナ・マニー間のトレードができますが、フリートレードでは「自分が所持しているｱｲﾄﾞﾙと､他のﾕｰｻﾞが所持しているｱｲﾄﾞﾙやｱｲﾃﾑ(ｽﾀﾐﾅﾄﾞﾘﾝｸ等)などをﾄﾚｰﾄﾞすることができる」と記載されており、これらの直接相互交換ができなくなります。 これはスタエナ転がしだけでなく、イベントで走るためには必要なアイテムに適宜変える必要があるということで、ランナーには大きなマイナスになります。
バハにおいてはトレード規制実施時に「キュアウォーター」（通称「水」、モバマスのエナドリ）と「ホーリーパウダー」（通称「粉」、同スタドリ）を相互に交換できるシステムを新規実装することを検討する、と発表されましたが、未だ導入されていません。
ただ、エナ→アイドル、アイドル→スタ のようにすることで交換する方法も一応はあります。
また、レアメダルの機能には「アイテムの交換」と記されています。 もしかするとこれがスタエナ変換ということなのかもしれません。
・ N売りやトレーナー売りなど大量にやりとりするのはやりにくくなる
現在はノーマルやトレーナーを売却してマニーやスタドリにしている人もけっこういると思います。 規制後もこれは可能ですが、トレードでは２週間経ったプロメンとしかできず、またフリートレードではチケットが大量に必要になるという問題があります。
・ 道場がやりにくくなる？
２ちゃんでの意見には、マニーをトレキャンできないため道場がやりにくくなる、というものもあります。 実際にどうなるかよくわからないところで、トレキャンを優先してステ振りしない道場があるかもしれないですし、辞めるとこもあるかもしれません。
ただ引退者や垢停止者、botを殴っておけば効率は下がるものの同等の効果が得られるのではないかという気もします。
まとめ
前提としてひとつ重要なことは、この規制は（仕様はともかく）いずれせざるを得なかったことだろうということです。 コンプガチャ規制後にモバゲーやGREEなどソシャゲ６社による業界団体と自主規制ガイドラインが作られ、RMT対策を主眼とするトレード規制の方向性が示されていたからです。 個人的にはあまりに厳しすぎる（せめてモバ友か相互にお気に入り登録している相手とはトレードさせてくれ）と思いますが、導入自体は仕方ないと考えるしかないでしょう。
この規制では、全員が全員不便となるわけでもないということもできます。 トレードをほとんどしないユーザーについては、バザーの導入は便利な要素となることもあるでしょう。
ただ、ほとんどのユーザーについては規制が厳しすぎるのではないかとも思います。 ガチャを引いたり新キャラが出たりする度に手持ちアイドルは増えていくわけで、ほっとくとすぐに手持ちが溢れてしまうのに対しあまり有効な手段はありません。 トレキャンは裏ワザとして否定されても文句はいえないんですが、それならバハのように倉庫を導入するとか、現状７５人で頭打ちと生るアイドル枠を増やすとか、代替策を用意してしかるべきのような… ガチャを引くな、ということなのですかね？
また、ツイッターにプロメンがマニー詐欺をしていた、という人がいましたが、プロ外のリア友とはトレードできず、プロメンという良く解らない、必ずしも選べない相手としかトレード対象とならないというのはおかしいような…
極めて不便を被るのはNやトレーナーなど大量に売り買いをしているユーザー、あるいは上位を走るためまたは増やすためにスタエナ交換をしているユーザー、ステ振り直しを頻繁にするユーザーなどヘビーユーザーが不便を被ることになりますが、ライトユーザーも少なからず不便を被るということになりそうです。
でも、規制は仕方ないという前提でも、例えばモバ友とはトレードできる、アイドルの手持ちは増やす、そういっやちょっとした仕様の違いだけで、ほとんどのユーザーが不便をそれほど感じないという仕様にできるんじゃないのかな…と感じます。 プロメンとしかトレードできないということの合理的な理由がよくわからないですしね… 自分はとりあえずそういう視点で要望だしました。
あとは余談なのですが、トレード規制の発表が実施の約1週間前。 発表時にプロに入っても実施から1週間はトレードが一切できないということになります。 知らずにプロ移籍や入退社をしている人も多いでしょうし、さらに発表を受けてプロを移籍するという例が多く出るのは当然に予想できます。 それなのにこのような時期に発表をするという運営の姿勢にも疑問を感じざるを得ません。
