関連項目:らき☆すた 柊かがみ 柊つかさ

鷲宮神社

  わしのみやじんじゃ 2011/09/02更新 

 鷲宮神社とは、埼玉県久喜市(旧鷲宮町)にある神社。 
 アニメ「らき☆すた」のアニメファンによる聖地巡礼で有名になった。

 本来の姿は関東最古の大社をうたう神社で、中世より関東武士の信仰を集めていたらしく、源義家が馬をつないだ木なるものもある。 また、ここに伝わる神楽は重要無形文化財とされ、天皇陛下の行幸が行われているほどのもの。 旧鷲宮町はこの門前町として発展した。

らき☆すたによる巡礼ブーム

 このように本来は地域の由緒ある神社という感じで、周辺地域以外には必ずしもメジャーとは言い難かった。 例えば、2006年の初詣参拝者は9万人と、少なくはないが特段多いというわけでもなかった。 しかし、2007年夏にこれが一変する。

 同春より放送を開始したアニメ「らき☆すた」は当地や周辺地域が舞台となっており、実際の風景や施設を撮影したものが背景に使用されている。 
 そして、本作の主要キャラクターである柊かがみつかさ姉妹は、自宅のモデルがこの鷲宮神社(作中では「鷹宮神社」という名称)とされ、オープニング映像にも実際の門前の風景が使われている。

 アニメ放送が開始されると、このことを知ったアニヲタが徐々に「聖地巡礼」に訪れるようになり、アニメが大人気となったこともあって夏までには絵馬掛けに「痛絵馬」が散見されるようになっていった。
 これに目をつけたのが地元商工会議所で、珍しいことに町おこしの材料として積極的に利用(いわゆる萌えおこし)。 それとともに「らき☆すた」の「聖地巡礼」がアニオタの間でのブームとなっていった。
 その結果、07年には13万人だった初詣参拝者数が放送後の08年には30万人と前年の倍以上と10万人以上のオタがつめかけるほどになった。 絵馬掛けもひとつ(6面)が完全に痛絵馬専用となってしまった。 ちなみに神社窓口で買える絵馬はひとつ1000円。

 さらにすごいのはこの後で、アニメ自体は終わって久しくなりブームは収束したにもかかわらず09年には43万人とさらに10万人を上積みし、その後も10年は45万人、11年・12年は47万人と4年連続で40万人以上を維持、多数の初詣参拝者を保っている。 テレビで取り上げられるようになって一般人もより多く来訪するようになったのみならず、アニメのファン活動に付随するものから鷲宮神社への初詣というひとつのイベントとして独立しつつあるのかもしれない。 元日の前日つまり大晦日は冬コミの最終日であることから、地方も含めた冬コミ参加者の一部が訪れたりもしているらしい。

ところで

 神社としては一度「公式参拝」という名で開催された声優陣の参拝イベントに協力したくらいで(他のイベントは全て神社外)、神社じたいが特に何かしたわけではない。

 そこで気になるのが神社の反応であるが、興味深い話を聞いた。 
 鷲宮に詣でた友人が近所の食堂に食事に入ったところたまたま神社の宮司さん(柊姉妹の祖父ではないか!)が酒を飲んでおり、せっかくなので話を聞いてみたところ「若者だけど思ってたよりマナーもよいし良いのでは」とのことで(よくわからない若者の集団という点で比較対象は暴走族?)、問題視してはいないらしい。 
 よかったね、俺たち。

 


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