関連項目:京アニ 聖地巡礼

らき☆すた

らきすた 2011/12/25更新  

 らき☆すたとは、美水(よしみず)かがみ原作の4コマ漫画、および同漫画を原作とするアニメ。

 ヲタクの女子高生「泉こなた」とその親友の「柊かがみ・つかさ」姉妹ほか1名を主人公に、あるあるネタで進行する、いわゆる「日常系」の作品で、よくあるタイプの作品。
 ところが京都アニメーション製作のアニメ版がヲタ層の絶大な支持を獲得。 アニメのモデルとなった場所に聖地巡礼者が多数訪れ、とりわけ鷲宮神社を擁する鷲宮町(当時)が町興しに採用するほどとなった。

アニメの大ヒット

  アニメ初期の作風はチョココロネがどうとか、他のあるあるネタ作品と変わらないネタばかりな上にボケっぱなしでオチがないといった微妙なものであった。

 ところが、その内容のせいなのかあるいは社内で何かがあったのかは不明だが、突如4話終了後になって「監督として、その域に達していない」という発表とともに監督が解任され、方向転換。

 中盤からはヲタク層・ネットユーザーを強く意識し、他作品とのコラボ・パロディに加えフリーダムな演出などアニメオリジナルのネタが増加。 これらのいくつかはあたかも同人作品のような自重しないものであった。 個人的には、萌え要素を押し出すのみならず、このようなネタのヲタ層への近さや、他の作品はやらない事に積極的に手を出したことがウケた最大の要因ではないかと思う。

 また、まだ初期段階にあったニコニコ動画において一大ブームをまきおこし、中毒患者を多数排出した。 彼ら中毒患者が多数投下するMADの存在が、らき☆すた自体の人気と中毒患者の拡大に多いに貢献した。 ニコニコ動画にとっても、らき☆すた人気はその初期を語る上で欠かせないものになっている。

聖地巡礼

 アニメには実在の場所を元にした映像が多数登場したが、その結果モデルとなった場所を巡る「聖地巡礼」をするファンが多数現れた。

 特に、主人公のうちの柊かがみ・つかさ姉妹の自宅「鷹宮神社」のモデルである、埼玉県にある「鷲宮神社」にはファンが多数つめかけた。 放送終了後すぐの08年正月の初詣客はそれまでの倍、09年は放送後久しいにもかかわらず3倍とさらに増加したほどの人気。

 珍しいのは地元が早くから注目したことで、地元商工会がイベントを継続的に開催しているほか、08年には町役場が柊一家を特別住民登録をするなど、アニメでの町おこしに発展した。

動画

 つかさ好きは病気シリーズ T5(つかさ症候群末期症状) 柊かがみ 柊つかさ 


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