関連項目:MADニュース 手書きMAD MAD美人

MAD

 まっど 2012/1/20更新  

 MADとは、既存のアニメ・ゲームなどの作品の映像・音楽その他の要素を再構成して作成された二次創作動画の総称。

 本来は原作の映像・音楽を再編集したもののみを指していたらしい。 しかし、「手書きMAD」という言葉が生まれたことに代表されるように、現在は原作の映像を使うわけではない二次創作動画一般を指して「MAD」と呼ぶ傾向がある。 

 なお、MADに該当する動画のうち、音楽を中心にして再編集された二次創作作品を英語ではAMV(Animation Music Video)という。

由来

 「MAD」の端緒は、録音したカセットテープの音声を継ぎ接ぎして全く別の滑稽な内容のものを創りだす、というところにあったらしい。 「MAD」という名の由来は何らかの略というわけではなく、これらのカセットテープを用いた再編集作品を「きちがいテープ」と呼んでいたものが「MADテープ」に変化したことによるとされる。
 このMADテープ文化は、「タモリのオールナイトニッポン」において「つぎはぎテープ」という題名で「MADニュース」がコーナー化されたことで有名になったと言われる。

 その後、ビデオ録画の普及によって「MADムービー」が作られるようになり、さらにパソコンと動画サイトの普及によってさらに広く広まった。
 作り方は変わったが、「キチガイ」の名前にも表されているように、セリフの差し替えなどによって意味のとおらないおかしな内容のものにしてしまうという方向性は現在も変わっていない。

動画サイトにおける著作権問題 

 MAD作品は、既存の映像・音声を用いるものはもちろん手書きMADも既存のキャラクターデザインなどを用いているその性質上当然といえるほどに、著作権に抵触する。
 そのため、動画サイトによって人気となり動画サイトにおいて不可欠のものとなったMAD動画も、著作権者が著作権の侵害と考えた場合には削除対象となり、実際多くの動画が削除されている。

 もっとも、特にユーザー側からは、純粋なファン活動にすぎないとか広告効果も無視できないという観点から、削除には反発する意見も根強い。
 個人的には、著作権を財産的意味で見るなら、MAD動画のような場合には財産的価値を侵害してないと言いうる場合もあるんじゃないのか、というような気もするのだけども・・・

 ニコニコ動画の場合、開設約1年の2008年上半期までには著作権問題で数社・団体に訴訟を提起される直前まで至っており提起された場合にはニコニコ動画はその時点で閉鎖されていた可能性がある、と運営長が語っている。 
 また、同年7月には、ニワンゴが「在京テレビ局各社に対しMADの削除について申し入れを行い、テレビ局と合意した」旨を発表した。 これはニコニコ動画内でも大きな反響(主に反発と不安)を呼んだが、結局は「権利者側が申し立てたら即座に対応する」を宣言したものであるから、状況は実際には大して変わっていない。 ただし、それ以後非寛容的な権利者はより積極的に削除に出るようになった感はある。

 一方でようつべにおいては、2008年春頃より角川書店など一部権利者が自社の基準を満たすMAD作品を積極的に認めるという対応を行っており、今後のMADにおける権利者とユーザーの共存の観点からは注目される。

 


    inserted by FC2 system