Nニコ典

トップページ

VOCALOID

　→　VOCALOID　（ソフトウェア）

　→　ボーカロイド （キャラクター）

VOCALOID　（ソフトウェア）

  ボーカロイド　2011/06/26更新

　ＶＯＣＡＬＯＩＤとは、ヤマハの開発した音声合成システム。　「ボーカル・アンドロイド」を略した造語。
 　いわゆるDTM（デスクトップ・ミュージック＝パソコンで製作する音楽）のための音声作成システムとして開発された。

　ＶＯＣＡＬＯＩＤおよび発展版のＶＯＣＡＬＯＩＤ２を用いたソフトに採用されているキャラクターをＶＯＣＡＬＯＩＤということもある。　→こちらはボーカロイド （キャラクター）を参照

概要

　ＶＯＣＡＬＯＩＤは、一言で言えば、パソコンに歌を歌わせることができるソフトである。 
　ただし、本来の「VOCALOID」は歌を歌わせる下地となる音声合成技術のみを指し、歌声の素となる音声（音声ライブラリ＝いわば「声」そのもの）は搭載していない。　ＶＯＣＡＬＯＩＤ製品の販売は、販売しようとする各社がライセンスを得た上で音声ライブラリを搭載して行っている。
　したがって、初音ミクなどの製品はＶＯＣＡＬＯＩＤそのものではない（言うなればＶＯＣＡＬＯＩＤ利用製品か？）し、初音ミクなどのキャラクターもＶＯＣＡＬＯＩＤではないのが正確なところ。 
　ただし、キャラクターについてはファンによりキャラクターの総称として「ＶＯＣＡＬＯＩＤ」といわれるようになっている。

　また、音声ライブラリ（＝声）が異なる様々な製品がいくつかの会社から発売されているが、これらは下地が全て同じ「VOCALOID」というソフトであるため、会社は違っても親和性は高い。

ヒットとネットへの浸透

　元々はDTMを扱う層は非常に狭く、初期のソフトの「MEIKO」は２０００本の販売でヒットと言われていたらしい。

　しかし、ニコニコ動画において初音ミクがヒットした結果、初音ミクは発売約１年で４万本を販売するなど、空前のヒットをみせた（とはいえ、キャラクターにつられて買ったはいいがなれることができず、投げた人も多いはず・・・）。　

　その結果、様々なVOCALOID製品が発売されるようになり、その裾野は確実に広がっている。　ニコニコ動画においてはVOCALOIDは「アイマス」「東方」と並ぶヒットジャンルとされており数万曲とも言われるVOCALOIDオリジナル曲が投稿され、また家庭用ゲームにキャラクターが進出するなど、独特の文化を構成している。

ボーカロイド （キャラクター）

フィギュア

コスタリカの皆さん

  ボーカロイド　2011/06/26更新

　ボーカロイドとは、ヤマハの開発した音声合成システムである「ＶＯＣＡＬＯＩＤ」シリーズを用いて製作・販売された製品で用いられているキャラクターに対する総称としてファンが用いている呼び名。
　略称は「ボカロ」。 

　「ＶＯＣＡＬＯＩＤ」という単語自体は「ボーカル・アンドロイド」を略した造語。

概要

　「ＶＯＣＡＬＯＩＤ」とは本来はヤマハの音声合成ソフトの名前であり、それを用いて作られた製品に設定されているキャラクターは「ＶＯＣＡＬＯＩＤ」そのものではない。　したがって、本来は各キャラクターも「ＶＯＣＡＬＯＩＤ」とは言わないように思われる。

　しかし、発売している各社、特にキャラクター設定で先んじたクリプトン・フューチャー・メディア社の初音ミクなどのキャラクター達にはそのキャラクターに対する総称がなかったことから、自然に「ボーカロイド（VOCALOID）」という総称がつけられたようである。

　初音ミクのヒットにより、様々なキャラクターが設定されたVOCALOID製品が発売されている。　特に、従来キャラクターが設定されなかったのが普通だった海外製品にも設定されるようになっていることは興味深い。

主なボーカロイドキャラクター