関連項目:

ブヒる

ぶひる 2012/2/5更新  

 ブヒるとは、オタク達が美少女キャラに悶える際の叫び。 「ぶひいいいいい」と叫ぶこともある。

 「萌える」とほぼ同義だが、2011年はじめごろから「萌え」に代わってメジャーなネット用語になった。 2011年ネット流行語大賞に入選。
 また、美少女キャラをメインとして(主にそれだけで)アピールしている作品は「ブヒアニメ」と呼ばれる。

 美少女キャラに対する愛情的表現のためのネットスラングとしては、90年代にはすでに「萌える」という単語があった。 しかし、ネットユーザーの増加にネット上で使用される機会が増加したことに加え、「電車男」などのブームによってマスコミにも(しばしば誤った理解のもとに)使われるようになったことで、「萌える」という言葉がネットスラング一般化しただけでなく定義も拡散してしまった。
 どうやら、そのような状況になったためにアングラ的なネットスラングを求めて、あるいは美少女キャラに対する限定された表現を求めて、「ブヒる」という言葉を代わりに使用するようになったようである。

 元々は侮蔑するためのネガティブな言葉であったが、自分たちのキモさや萌えキャラを充てがわれていることについて自虐的なネタとして使用されるようになった。 そして、2011年初頭に放送されたアニメ「IS 〈インフィニット・ストラトス〉」をきっかけにメジャーな用語となった。

 メジャーとなった背景には、「なんでもいいからアニメはブヒれれば良い」 「キモかろうとなんだろうとブヒブヒいってりゃそれで幸せなんです」といったように、侮蔑されてきたオタク側が開き直ってしまったようにも見える。

由来

  オタクをテレビで扱う際は、気持ち悪く「萌え~」と叫ぶなど、ほとんど必ずネガティブに形式化されたイメージで扱われるのが常である。 これはネット上においても同じで、キモオタは軽蔑の対象として侮蔑的に扱われやすい(ただし、ネット上の場合は同族嫌悪や自虐ネタも含まれる)。
 美少女キャラのオタクも「リアルで女性とコミュニケーションできない」 「安易に美少女キャラで搾取されるアホ」などという理由で蔑まれることが多く、2006年頃には萌えキャラに対するオタを侮蔑するための言葉として「萌え豚」という単語が登場した。

 そして、萌え豚たちが美少女キャラに萌える様を、「『豚』が醜く叫んでいる」という趣旨で表現されたもののが「ブヒイイイイイ」という叫び声あるいは「ブヒる」という単語で、過去ログを見ると2009年後半ごろから使用例が見られるようになっている。
 その後しばらくは侮蔑的な用法が中心だったが、2010年秋口ごろから売りスレ民を中心として女性キャラに自分が萌えている様を自虐的に表現するために使用される例が増加していった。 

IS (インフィニット・ストラトス) 等身大タペストリー シャルロット・デュノア そして一気にメジャーとなったきっかけが2011年1月に放送開始された「IS 〈インフィニット・ストラトス〉」に登場するヒロインの一人「シャル」こと「シャルロット・デュノア」で、彼女がアニメに登場すると彼女に対しブヒるオタが続出した。 ニコニコ動画におけるシャル動画では「ぶひいいいいい」という弾幕で埋まるなど、ネット上でシャルに対して「ぶひいいいいい」とコメントすることやシャル萌えに対し「ブヒる」という単語が広まっていった。
 しばらくは「ブヒる」はISの中においてもシャルだけであったようだが、次第に様々な萌えキャラに対しても使用されるようになり、メジャーな用語となっている。

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