Vやねん!タイガース
ぶいやねんたいがーす 2011/11/26更新
Vやねん!タイガースとは、2008年にニッカンが発売した阪神タイガースの特集本。 正式名称は「Vやねん!タイガース 08激闘セ・リーグ優勝目前号」。
優勝を前提にして発売してしまったのにシーズン終盤にまさかのV逸をしたため、「Vやねん!」はV逸を表すネタ用語となっている。
概要
この年の阪神タイガースはシーズン序盤から独走しており、7月にマジックを点灯させるなど間違いなく優勝すると思われていた。 この本は同年の阪神タイガースの独走状態を受け、まだまだ優勝は堅いと思われていた9月の頭に発売されていたもの。
しかし、秋になって阪神は急激に不振に陥り、結局は巨人に逆転されて2位に終わることに。 最大13ゲーム差の逆転で「歴史的V逸」と呼ばれたほか、岡田監督がこの責任を取って辞任、他方巨人は「メークレジェンド」などと呼ばれた。
この逆転劇のインパクト、本をすでに発売してしまっていたこと、そしてタイトルの語感の良さなどから、「Vやねん!タイガース」は大いにネタとされた。 そして、このV逸を象徴する単語として「Vやねん!タイガース」が記憶されることになった。
また、このシーズン以後はV逸そのものを「Vやねん」と呼ぶようになっている。 ある程度の差を逆転されるV逸自体はしばしば起きるが、この単語がいかにヒットしたか、ということが表れているように思われる。
その後のVやねん
2010年
には埼玉西武ライオンズが勝率わずか1厘差でソフトバンクに逆転され優勝を逃し、「Vやねん!」と呼ばれた。 この時には週刊ベースボールが増刊号として「埼玉西武ライオンズ優勝記念号」をリーグ戦終了直後に発売する予定だったが、Vやねん!により中止。 10月増刊号は「福岡ソフトバンクホークス優勝記念号」として発売された。
・ 発売予定だった幻の西武版
2011年
には東京ヤクルトが4月から首位に立ち続けるも、最終盤になって失速、中日の猛烈な追い上げと直接対決で全く中日に勝てなかったこともあり、V逸をした。 10年間優勝から遠ざかっていたこともあって8月ごろからヤクルトは公式に「Vロード」キャンペーンを展開、グッズ販売なども積極的に行ってしまったうえでのVやねん!だった。
・ ヤクルト公式サイト「VロードTシャツ」