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ネオむぎ茶
【関連項目】 ・うそはうそであると見抜ける人でないと難しい
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ねおむぎちゃ 2011/07/15更新
ネオむぎ茶とは、2000年5月3日に発生した「西鉄バスジャック事件」の犯人の使用していたハンドルネーム。
犯人は犯行直前に2ちゃんねるにおいてこのHNを用い謎の書き込みを行っていたことが明らかになり、「犯行予告」の舞台となった2ちゃんねるが世間一般に有名になる契機となった。
犯人がバスジャックをした佐賀発福岡行き西鉄高速バス「わかくす号」は始発の佐賀第二合同庁舎を12時56分、佐賀市内最後のバス停も13時30分頃には発車するダイヤであった。
そして、このわずか数十分前の12時18分に、「佐賀県佐賀市17歳」というスレタイに「ヒヒヒヒヒ」とだけ書かれたスレが立てられていた(当該スレはこちら。ただし正常に動作しない可能性が高いので注意)。 この時の1の用いたHNが「ネオむぎ茶」である。
当初はよくあるいたずらスレと認識されて無視されていたが、夕方くらいから事件が報道されはじめ、その中で犯人が「佐賀市に住む17歳の少年」と報道されるようになると、にわかに「まさか犯人の立てたスレッドでは」という噂でもちきりとなった。 同時に2ちゃんねる以外のネット各所にも噂が伝播していった。
事件解決後マスコミもこの事に触れ、またその後少年が本人であると認めたことで「2ちゃんねるに犯行予告をした」という形で報道された。
この事件をきっかけとしてまだ開設から日が浅かった2ちゃんねるの存在が世間一般に有名になった。 もっともその頃知った人々はネットに関する知識がまだまだ浅かったこともあり、2ちゃんは「なんか怖い場所」くらいの印象が普通であったはずだが。
とはいえ、以前は「ネオむぎ茶で2ちゃんに流入したか」どうかが新参・古参を分ける明確なラインであるという認識されおり、このことからも世間への反響と新参の流入量のほどが伺える。 当時から10年以上たった近年は言及される機会が減っているが、古参・新参の議論では今なお言及されることがあり、間違いなく2ちゃんにとってのターニングポイントのひとつといえる。
・ ひろゆきの有名なセリフ「うそはうそであると見抜ける人でないと難しい」はこの事件の直後、事件を特集した「ニュースステーション」のインタビューに答える形で発したもの。
・ 「ネオむぎ茶」は、かつて「むぎ茶」という別人の古参がいたことによるらしい。
・ 「ネオむぎ茶」に改名する前は「キャットキラー」というHNを用いており、この時の1000取り合戦の敗北がひとつのきっかけだったと報道された(参考画像)。
・ この時期に少年事件が頻発し、「キレる17歳」は流行語にもなった。 この直後の世代は「ゆとり」と言われたり、何かと蔑視されている・・・
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