ニコ典 【ニコニコ動画用語辞典】
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Now Won Sale

【関連項目】 ・ワロス曲線


Now Won Sale

  なう うぉん せーる 2011/06/19更新

 Now Won Saleとは、08年夏から09年春にかけて為替市場において継続的にウォンが大量に売られたことで韓国経済が危機的状況になった事態を、ニコニコ動画において揶揄した言葉。
 為替をウォッチする動画などのタグとして使われた。 類似のタグに「安値世界一への朝鮮」「終末ウリ尽くしセール開催中!」「ブラックエブリディ」「韓無月」「禿のウォン返し」「だめだコリア」など。

概要

 韓国経済は輸出で成立しているためウォン安が歓迎されるが、部品の輸入代金が値上がりすることや、ドル建ての債務は返す額が膨らむことになることなどから、極端なウォン安も韓国経済にとってマイナスとなる。
 05年頃から08年春頃までは極端なウォン高に苦しんでいた韓国であるが、08年夏のリーマンショックを発端とするドル不足の煽りと韓国政府の多額のドル建て債務の支払期限が迫っていたことから、08年秋の数週間で急激なウォン安が進行。 その結果、それまで1ドル1000ウォン台だったのが、秋の数週間だけで一気に1400ウォン台にまで下落した。

 これに、ウォン高の際にウォン買い攻勢をかけていたヘッジファンド(ワロス曲線を参照)が、こんどはウォン売りで利益をだそうとするようになったらしく、ウォン安圧力とウォンを買い支えようとする韓銀との攻防が繰り広げられるようになったとされる。
 もっとも、全体像は為替市場に止まらず、10年前のアジア通貨危機の残滓、韓国の産業構造、サブプライムローン問題との繋がりなど、奥は深い。ように見えて、全体的に韓銀の行動が面白いこと、さらには政府まで面白発言を繰り返すなど、この当時は様々なおもしろ要素が繰り広げられた。 

 このような韓国の危機的状況を楽しんで言った言葉がNow Won Saleなどの一連の言葉である。

 それにしても、あれから随分たってむしろ韓国のほうが好調みたいになっているけれども・・・あのとき騒いでいた人たちはどこに行ったのでしょう?

 

 
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