ドームラン
どーむらん 2013/07/29更新
ジャンル:スポーツ
ドームランとは、プロ野球の、東京ドームにおけるホームランの蔑称。
東京ドームはホームランが出やすい球場であるとされ、しかも本拠地とする巨人が一発攻勢を得意とするチームのためになおさらその印象が強い。
ただそれだけではなく、当り損ねのようなフラフラっと上がったフライがそのままスタンドインしたり、あるいは低い弾道のライナーがそのままフェンスの上まで越えてしまうという例がしばしば指摘され、打った選手もスタンドインして驚いていることまである。
そこで、これは巨人側が空調を調整し自チームに有利に・敵に不利になるように仕向けているからだ、などと主にアンチ巨人に揶揄され、東京ドームでの不可解なホームランがドームランと呼ばれるようになった。 東京ドームを「からくりドーム」と呼ぶこともある。
実際上の体験を伴うためか、選手や関係者もこの言葉を知っており、単純に桑田真澄氏や阿部慎之助選手が「ドームラン」に触れたこともある(例:J-CAST)。 もちろん趣旨は空調操作を認めるものではないが、東京ドームゆえにスタンドインするホームランがあると認識されていることは間違いないだろう。
「ドームラン」という言葉自体は東京ドームが設計の際にモデルとしたアメリカ・ミネソタ州の「メトロドーム」におけるホームランについて、やはりホームランが生まれやすかったことから生まれた言葉らしい。
ホームランが出やすい理由は?
なおホームランの出やすさの理由であるが、巨人にパワーヒッターが多いことに加え、東京ドームのグラウンド形状が最大の理由であると言われている。 具体的には右中間・左中間の膨らみが少ない(つまり扇の丸みが小さく四角に近い)。 さらにその狭さの割にはフェンスが平均的な高さであり、その方向ならば入りやすいことになる。
なお湿度が低いことと、気圧が高いという東京ドーム特有の事情がしばしば理由として言及される。 これらについては、空気抵抗は湿度が低いほう、気圧は高いほうが増えるため、湿度が低く気圧が高い東京ドームはむしろボールが飛びにくいのではないか、と言われる。 本家メトロドームもホームランが出にくいと言われることもあるらしい。
実際のところでは、乾燥しているテキサス州にあり湿度が低いテキサス州のレンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントン(MLBテキサス・レンジャーズのホーム)および1,600という高所にあり気圧が低いクアーズ・フィールド(MLBコロラド・ロッキーズのホーム)が、共にMLB屈指のホームランが出やすい球場として知られていることを考えると、湿度の低さについては好影響を与え、気圧の高さについては悪影響を与えているというようにも考えられる。 ただこれらの球場も異説があり、ハッキリ言えば空気の状態についてはよく解らないというのが適切だろう。
あとは空調だが、メトロドームは実際に空調を操作したという証言がタブロイド紙に載って大問題になったことがあるとか・・・
日本では東スポや週間ポストが東京ドーム運営会社や施工会社に直接質問しているが、もちろん否定している。(東スポ:東スポweb、ポスト:exciteニュース)
まあアメリカの記事に加え、「勝利至上主義+あのナベツネの巨人だから、何をしててもおかしくない」という世間の認識が噂の下地になっているのかもしれない。
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