【関連項目】 ・東方Project系タグの一覧 東方ProjectのAA集


東方Project

とうほうぷろじぇくと 2011-05-07更新

 東方Projectとは、同人サークル「上海アリス幻樂団」が製作するゲーム群の総称。 弾幕シューティングゲームが代表的な作品で、ギネスに登録されている。 通称「東方」。

ゲーム概説

 独自の世界観をベースにした弾幕シューティングゲームが中心的な作品。 シューティングゲームは2010年10月付けで「最多作の同人シューティングゲーム」という内容でギネス・ワールド・レコーズに登録されている。

  製作は「上海アリス幻樂団」(1998年の第5作までは「Zun soft」)名義だが、これらは「ZUN」という人が一人しかメンバーがいない。 つまり、ZUNはストーリー構築、BGM製作、キャラデザインあるいはプログラムなどの製作をほとんど一人で行っている。

高い人気

 ネットユーザーに幅広いファンを獲得している。 個人製作の作品ながら同人(二次創作)活動が非常に盛んで、東方系同人誌即売会の中でも最大の「博麗神社例大祭」は単一の作品群を扱うものながら数千のサークルの参加と数万人の来場者があると言われている。
 これだけの人気を獲得したのにはニコニコ動画などの動画共有サイトやpixivなどの画像共有サイトが大きく影響しているのは疑いがない。 もっとも、90年代にPC-98で製作されていた頃よりシューティングゲームに造詣が深い層には認知されていたらしいく、さらに2002年のWindows版以降は同人作品に造詣の深い層にも浸透していたようだ。 実際、先述の「博麗神社例大祭」はニコニコ動画以前の2004年が第一回であり、その時点でオンリーイベントをするだけの人気があったということができる(一方で、開催規模が極端に大きくなったのはニコニコ動画以後である)。
 また、海外向けの製作・販売はしていないにもかかわらず海外にもファンが存在する。 

 ゲームそのもののほか、BGMや世界観、あるいはキャラクター設定など様々な要素で人気がある。 人気の方向性の幅広さは、同人のイメージの中心である薄い本のみならず、BGMを元にした二次創作音楽や同人ゲームの製作など幅が広いことからも伺える。 とりわけ二次創作音楽は同人誌ショップでも大きなスペースを取るほど活発。 また、ニコニコ動画上では漫画形式の動画や小説形式の動画も多い。

詳細を幾つか

ゲームの種類、販売店

 シューティングゲームのほか、他サークルと製作した格闘ゲームがある。 また、一般書籍として書籍やコミック等も展開している。

 ゲームは同人作品であるため、イベントに上海アリス幻樂団が出店した際に購入するか、同人取り扱いショップでのみ購入が可能。  書籍については一般書店で購入可能。

「旧作」

 1994年~1998年の5作はPC-98で制作されたもので、「旧作」と呼ばれる。 こちらは生産されておらず、入手が非常に困難。

Win版

 2002年からのWindows版(第6作)でストーリー等の設定やシステムが一新された。 この作品から人気が高まり、二次創作作品が制作されるようになる。
 もっとも、この時点でもファン層はコミケや同人ショップに通う層の中に限られていたが、さらにニコニコ動画の初期に「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」が人気になったのをきっかけにニコニコ動画内で人気が沸騰。 ファンがネット内のシューティングゲームやそれほど同人に親しんでいない層にも拡大した。 このころは需要に委託生産量が追いつかず、常に品薄状態だった。

二次創作

 先述の設定リセットがあったことや、購入可能であることもあり、二次創作としての対象はWin版が主になっている。
 二次創作の対象は同人界での評価がもともと高かったBGMをアレンジした楽曲の形態のものがよく見られる(先述の「魔理沙~」もこれにあたる)。 そのた、定番のストーリーに対する同人漫画など人気のある分野に合わせ様々。

 なお、「魔理沙~」以前は原作作品がファンになる入口だったのに対し、は「魔理沙~」がブームになったころはこれら二次創作が入口となり、キャラクター名の誤解や原作の設定と二次創作の内容との混同、あるいはそもそも「東方Project」自体に対する誤解も多かった。

 ちなみに、海外での入手は非常に困難にもかかわらず、英語で作られた東方wiki(http://touhou.wikia.com/wiki/Touhou_Wiki)の情報量はもの凄く、もしかすると未だに日本語のものよりも上かもしれない。 ニコ動にも海外ファンによる動画があり、東方インターナショナルのタグがつけられている。

 


動画

 

入門編

ゲーム本編

その他

 


inserted by FC2 system inserted by FC2 system