関連項目:雅史エンド
東鳩
とうはと 2012/2/13更新
東鳩とは、ゲーム「To
Heart」の愛称のひとつ。 「TH」とも。
タイトルを漢字に置き換えたもの。
「To Heart」は1997年にLeafからパソコン用のエロゲーとして発売された。
エロゲーながらもライトノベルのように明るい雰囲気でヒロインとの会話に重点を置いたシナリオは、パソコン・インターネットの普及もあって大ヒットした。
これ以前のLeaf作品である「雫」「痕」はあくまでエロゲーマニア内での人気にとどまっていたが、東鳩はそれまでエロゲーにあまり興味のなかったオタにも広くファンを獲得。 このヒットでLeafは一躍エロゲー界のトップブランドとなり、様々な外的要因があったとはいえ、keyと合わせて「葉鍵」と呼ばれ特別視されるようになった。
ヒットの勢いで1999年にはコンシューマ機への移植とテレビアニメ放送を行った。
コンシューマ移植とテレビアニメ化は、今ではエロゲー原作であっても当たり前のこととなっていうものの、当時は他に「同級生2」くらいしか前例がなく、エロゲー界におけるメディアミックス作品の走りとなった。
堀江由衣はこのアニメで「マルチ」を演じたことがきっかけで人気となり、翌2000年の「ラブひな」へとつながっていく。 そのままなんだかんだで10年以上アイドル的な人気を持続しているんだからすごい。
また、この「マルチ」はサブキャラクターながら「萌え」要素がオタに強く受け、メインヒロインを食う人気となった。 30代くらいのオタには翌年放送された「カードキャプターさくら」とマルチで「転んだ」人も多いようである。
その後ファンの続編を希望する声があるにもかかわらず中々続編の開発には至らなかったが、2004年になりPS2作品として5年ぶりに続編を発売。 PS2なので当然エロゲーではないが、翌05年にはパソコン用にエロシーンを追加した「逆移植」版が発売された。 有名作品で当初はコンシューマ機向けとして作られた後にエロゲー化されたされたのは、この作品が最初とも言われる。
余談ながら、タマ姉のフィギュアをアマゾンで検索すると、水着下着あるいは半脱ぎばかり出てくるような気がするのは気のせいだろうか・・・ 普通の制服は?