関連項目:MAD

手書きMAD

てがきまっど 2012/2/1更新  

 手書きMADとは、MADのうち、映像が既存の映像の切り貼りによって作成されたのではなく、自作の絵やアニメーションによって作成されたものを指す言葉。

 MADは音声と同様に映像も既存のものを編集して用いるのが普通だが、既存の映像を用いずにMAD製作者自らが映像(静止画含む)を製作することがある。 このように作成された動画を手書きMADと呼ぶ。
 映像を原作に頼らないことで、表現の幅がかなり広がることになる。 例えばある映画作品を題材にしつつその登場人物を別も作品の人物にするといった、作品の枠を越えたMADが製作可能となる。
 また、ニコニコ動画ではひとつのネタ(例えば「ウマウマ」など)が流行ると、手書きによってキャラクターを替えた「『~』のキャラで~してみた」という形の派生MADが多く作られる傾向にある。 場合によってはかなり手間がかかりそうなであるが、手書きMADの表現の幅の広さ故かもしれない。

 手書きMADは既存の映像を使用しないため、比較的削除されにくい。
 まれに音声(音楽)が理由で削除される場合はあるが、これについても、JASRAC登録楽曲であれば打ち込みなどに差し替えることで削除は免れうる。
 もっとも、映像に関しても手書きでも既存のキャラクターを用いれば著作権に抵触することになる。 著作権者の判断次第でいつでも削除されうる、辛うじて生かされているにすぎないともいえる。

 


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