筑後船小屋

  ちくごふなごや 2011/10/07更新

 筑後船小屋とは、福岡県筑後市にある九州新幹線の駅。

 「いらない新幹線駅」で必ず登場する駅。 政治駅と噂されることでも有名。

概要

wikipediaより

現在の駅

元々の駅

 筑後船小屋は、九州新幹線で博多から4駅、約30分ほどの場所にある。
 この駅は、周囲がのどかな田舎で、もともとあった在来線の駅は快速も停まらず駅舎もごく小さいローカルな駅。 新幹線で隣駅の久留米駅から在来線でもわずか3駅と駅の設置意義に疑問が持たれやすい。 駅設置には地元のいくつかの自治体が合計60億円を負担したことや、もともと駅設置予定がなかったのを地元自治体の要望で作られたこと、あるいは「船小屋」といういかにも田舎そうな名前もあるのか、全国放送のテレビでも特集されたことがある。
 そのためか、地元みやま市出身の有力国会議員である古賀誠の政治駅と指摘されるようになった。 「誠ステーション」と言われることもある。

 もっとも、鉄オタ的に駅が作られた理由をひねりだしてみると、
・ 新幹線が無かった頃は在来線で両隣にある羽犬塚駅(筑後市)と瀬高駅(みやま市)の両方に在来線特急が停車しており、在来線から特急が原則廃止となることへの代替の要素
・ 駅から10km圏内に4市2町もの役所があること
・ 地方は幹線といえど輸送密度が低いので在来線の特急もこまめに停車して客を稼ぐ傾向にあり、同様に新幹線もこまめに駅を作り停車する傾向にあること(九州新幹線は他にも駅が多く、むしろ東海道新幹線以外の新幹線は「スピードが早い特急」で平地部ならば10分おきぐらいに停車するというイメージが適切)
というような要素があり、なぜ羽犬塚ではないのかという点はともかく、古賀がいなくても地元自治体は金出して設置を要望したのではないかという気がするのだが・・・ 実際、古賀の選挙区外にある新鳥栖駅も設置予定がなかったのを地元自治体の要望で利用価値が明らかに微妙なのに作られたし。

 もっとも、在来線が隣接する上いくつかの街が近いから、駐車場を用意してパークアンドライドでもすれば敢えて久留米ではなくこちらを選択する人もいるかもしれない。 その点で筑後船小屋駅はまだマシで、名前が筑後船小屋よりはマシなためか無名で話題にすら上らない新玉名駅こそラスボスなのではという感も… ←たくさんの無料駐車場を用意しパークアンドライドを実施したのは新玉名で、その新玉名こそ利用が好調でした。 やっぱり地方じゃ車での利便性が大事。


 

 


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