関連項目:#edano_nero フルアーマー枝野

ただちに影響はない

ただちにえいきょうはない 2011/11/30更新

 ただちに影響はないとは、2011年の流行語。

 2011年の福島第一原発事故以降、食品や土壌の放射性降下物による汚染が全国的に懸念されるなかで、政府・自治体・マスコミが多様したのが「ただちに影響はない」(あるいは「ただちに健康に影響が出るものではない」)という文言であった。 

 誰が聞いても「じゃあ食べちゃったらそのうち影響あるのかよ!?」とツッコんでしまうような気がするが、この発言の意味合いとしては、「1回食べた場合に、今すぐは影響はないが、そのうち影響がある」という意味ではなく、「1回食べた場合なら、今すぐ影響はなく、長期的にも影響はない。 1年間食べ続けたら影響がある」という意味らしい。 解り難すぎる。
 この言い回しにはやっぱりツッコミが多かったようで、4月には放射線被害については基本的に言い方を変えるようになったらしい(Ren4の答弁→ニコ動)。 なお、その広報手段は省庁のHPと冊子であった。 クズすぎワロタ。
 なお、この言葉といえば枝野幸男官房長官がまっさきにイメージされる気がするが、本人は「7回しか言っていない」としている。 

 国民のパニックを防ぐための説明だったとしても、政府の情報開示の遅さや汚染に対する「暫定基準値」なる謎の指標と合わせ、政府発表に対する信頼性を落とすだけのものだったような・・・

 

 


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