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スパイダーマッ

すぱいだーまっ 2012/03/11更新  

エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン スパイダーマッとはニコニコ動画における「スパイダーマン」の愛称。
 「スパイ・ダーマ」「ダーマ」「スパイ・ダーン」とも呼ばれる。 

 ニコ動では主に70年代に東映が特撮ヒーロー物として製作した番組、およびその中でのスパイダーマンを指す。 まれに派生して原作や00年代のハリウッド映画版も同様に言われる。

スパイダーマン 東映TVシリーズ DVD-BOX  東映版の作中における「スパイダーマン!」というスパイダーマンの名乗りが、「スパイダーマッ!」と聞こえることに由来する。 
 わざわざそのように表記する背景には、うpした動画は「スパイダーマッ」というものであって「スパイダーマンではなく似た別物だよね」として権利者削除を避けるという要素がある。 もっとも当然ながらそういう検索避けも含めてネタである。 


ニコ動でのヒット

 ニコニコ動画の初期において本編の一部が登場シーンを中心にした動画としてうpされると、スパイダーマッは大ブームとなり多数のMADなどが作成された。

  この東映版スパイダーマンは、スパイダーマンというキャラクター以外の設定・ストーリーを東映が完全に独自に製作している。
 その結果、その作風はいわゆる「スパイダーマン」のイメージとは全く異なりいわゆる東映特撮作品のテイスト、つまり戦隊シリーズやメタル刑事シリーズに近いものになっている。 しかもスパイダーマンが戦隊ヒーロー物でおなじみの巨大ロボットに乗ってしまう(正確にはスパイダーマンの巨大ロボットが人気がでたため後に戦隊シリーズで生かされたらしい)。

 まるでMAD作品のようなノリだが、このようなカオスな作品が公式に作られていたというインパクトがニコ動で流行した理由のひとつと思われる。

  余談ながら、特にコメント職人が多数降臨することで有名であった。 最盛期には「ほ」「杭」といった良く解らない台詞にまで多数のコメントアートが定番となっていた。

背景

  この作品は東映とマーベルが相互にキャラクター使用権とそのキャラクターを利用してのリメイク権を与えあう契約をした結果生まれたそうである。 キャラクターだけを与えあったので特撮作品にスパイダーマンをはめ込んだようになったようだ。
 アニメ作品などが日米間で直接輸出入されることが少なく売れるかどうかの見込みが解らなかったという時代ならではの出来事だろうけど、すごいことやってたんだなぁ。

削除

  スパイダーマッ関係の動画は非常に権利関係に厳しく、映像は本編は勿論、MADも殆どが削除されることでお馴染みである。 そして、本編を含めて再うpされては削除、というのも定番であった(不死鳥動画)。

 さらには、東映とマーベルの契約が切れたためか、東映本体においてもこの作品は長らくお蔵入りにされていたり(写真も不可)、DVDの発売も1回きりだとか。

 一方で09年3月から本家マーベルのサイトで東映版が無料公開されるようになっており、現在では全話を自由に見られるようになっている。

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