関連項目:

さめ 2012/03/15更新  

 とは、トレーディングカードゲームにおける相手を騙して価値のあるものを不当に安く入手しようとする悪徳ユーザーのことを表すインターネット上の用語。

 英語の「シャークトレード」(shark-trade)に由来する。

 トレーディングカードゲームでは、その名の通りカードの取引が収集あるいはデッキ強化のために広く行われている。 特に「レア」などと呼ばれる希少度の高い種類のカードはなかなか入手しにくいこともあり、交換・売買の中心となる。

 ところで、ひとくちに「レアカード」といっても入手難易度に大きな差があり、交換や売買の相場もピンキリである。
 しかし、初心者はまだそれぞれのカードがどれだけの価値を有するかよく解っていないため、これに乗じて入手しにくいレアカードを持っている初心者に対し相場よりも不当に安い価格でトレードを持ちかけ、騙すように入手する者が少なからず存在する。

 英語の「shark」には俗語として「他人を食い物にする人」「いかさま師」などの意味があり(goo辞書)、アメリカにおいてカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」におけるこのような悪徳ユーザーのことを「shark-trader」と言いだしたものが定着したらしい。 そして、これが日本に輸入され日本でも「シャークトレード」というようになり、さらに「鮫」と略されたようだ。
 近年は初心者から廃課金までユーザー層が多様で、交換を持ちかけやすいモバゲーやグリーなどにおける鮫被害が多く聞かれる。

 もしこれらのゲームにおいてトレードを持ちかけられた場合、短期に相場が変動した可能性もありうるため初心者でなくとも早合点せずに必ずインターネットで相場を確認すべきとされる。
 それにしてもネット時代だからこそ相場のまとめサイトがあったりして相場の確認が容易だけれども、ネットが無い時代にはやり放題だったんだろうなぁ・・・

 


    inserted by FC2 system