関連項目:

コミケ雲

こみけぐも 2013/08/12更新

 コミケ雲とはコミックマーケットの開催期間中に、会場の屋内に発生するとされる雲のこと。

 また、かつて会場外にて急に発生した雲をそう呼ぶこともあった。

概要


大量オタ。
これほんの一部ですからね。
これがぶぁぁぁぁあっているの。

 コミケ雲はコミケに参加する数多のオタの汗によって発生すると言われる。 
 夏コミの特に暑い日(雨が降らなければだいたい酷暑だが)、ビッグサイト各展示場内の湿度が非常に高い状態になると、各展示場内の上部がうっすらと白くなったように見えることがある。
 室内に空調が全く追いつかないほどの多人数が集まることで汗や呼気によって展示場内が高湿状態となり、さらに熱気で上昇した湿気が展示場上部にある冷房の吹出口で急速に冷やされることで凝結し霧状になると言われている。 
 これがコミケ雲と言われるもので、雲という言葉でイメージされるほど白く濃くなるわけではない。 ただ雲と霧の違いは地面と接しているかどうかなので、まぎれもなく雲というべきかもしれない。

 この現象じたいは珍しいものではなく、高温高湿の室内でエアコンをつけるとエアコンの吹出口から白い霧が出ることがあるのと同じと思われる。 夏コミ日の同人誌販売店のように、エアコンの除湿能力を超えた場合には室内がもやったような感覚を受けることがあるのも同じだろう。

 ただビッグサイトのように巨大な施設ではそこまでの状態になることは稀ということもあり、コミケ雲が発生することに加え、そのような命名をされることもコミケがいかに多くの人が集まる巨大イベントであるかを表しているといえるかもしれない。 

備考

・ コミケ開催日には、同様に参加者の熱気で屋外の上空に雲が発生するという都市伝説があり、こちらがコミケ雲と呼ばれることもあった。 現在では上述の用法が定着しつつあるが、特に時期的に急な積乱雲が発達することがあり、そういうことがあると現在でもコミケ参加者の熱気のためだと言われることがある。 

・ 一方で参加者の熱気が台風の進路を変えたという都市伝説もある。 有名なのが1992年台風11号で、前日になって進路予想されていた関東から急に西へ逸れたことで語り継がれている(実際の進路)。

・ コミケ雲が発生するような状況は、汗と呼気が展示場内に限界まで充満している状況で、不快指数が極めて高い上に、とにかく臭い。 屋外の日陰のほうが遥かにマシ。

 

 

 


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