関連項目：

甲子園のマモノ

こうしえんのまもの　2012/1/23更新 　

　甲子園のマモノとは、高校野球・春夏の甲子園大会における波乱を表現したネット上のキャラクター。　通称「マモノ」。

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　春・夏の甲子園は、しばしば大逆転や奇跡的なプレー、あるいは劇的なミスプレーなど、記憶に残る波乱が起こることで知られる。　例えば2011年の夏の甲子園でも、9回2アウト・3点差で負けていたところから8点取って逆転勝利した「野球は9回2アウトから」を体現した例（奈良・智弁学園－神奈川・横浜）がある。　そのため、昔から「甲子園には魔物が棲む」と言われている。
　この「甲子園に棲む魔物」をキャラクター化したものが「甲子園のマモノ」で、高校野球の時期になるとネット上の高校野球ファンの波乱を期待する声に反応してグラウンドを暗躍する。

　特徴的なのがアスキーアートで、「ドラゴンクエスト」の「あらくれ」を改変した「マモノ」のAAは種類が非常に多く、いかに愛されているかが表れている。

　甲子園に波乱が多いのは、高校野球ゆえの不完全さ、トーナメント戦の疲労、緊張と集中、あるいは天然芝や浜風など様々なものが影響していると言われる。　「マモノ」はそういった高校野球の不安定な要素をひっくるめて、高校野球のドラマとしての一側面を担っているのだろう。

関連ワード

ジョックロック

　智弁和歌山が応援曲として持ちこみ有名になった曲。　特に試合終盤でのジョックロックは波乱を呼ぶとされ、マモノを呼ぶ「魔曲」とよばれる。

　2006年夏準々決勝の帝京対智弁和歌山の激闘は伝説的で、Wikipediaにも記事がある。
　この試合では、4点差を追う帝京が9回2アウトから８点を取り逆転。　しかし、帝京は代打もあって投手を使い果たし９回裏は野手をマウンドに送らざるを得なくなる。　これに対し智弁は本塁打とヒットで同点、最後はフルカウントからの押し出し四球でサヨナラ勝ちをした。
　この時も背後で鳴り響いていたのがジョックロックである。

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甲子園のマモノ

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