険道
険道
登山道県道の神奈川県道737号線と738号線。 737号は地図の上のほう、「長尾峠」から斜めに降りそのまま下る道。 途中のゴルフ場に挟まれた道も県道だがなぜか塗りつぶしがない。 県道は「フ」の字のあたりから湖畔西岸の道へつながり、地図外の湖南部へ達する。 この道の圧巻は「長尾峠」から斜めにゴルフ場にぶつかるまでの部分で、延長1kmに満たない距離で高低差300mを上下する登山道部分。 等高線(細線20m毎、太線100m枚)の幅と数がひどい事になっている。 738号は地図左下の有料道路の三叉路から右に落っこちる道。 こちらは500mの距離で高低差200mを移動する。 |
けんどう 2011/09/25更新
険道とは、日本の県道のうち、気軽に行ってしまうと通行するだけで大変な目にあうような道路の道路マニアによる愛称。 酷道の県道バージョン。
県道たるものやっぱりそれなりに走行できるものではあって欲しいものだが、国道すら残念な場所が多いのに県道全てがちゃんとしているはずがない。 むしろ、建設する自治体の財力が国に劣る点や、よりローカルな場所を結ぶことを前提とする性質(国道が道路法上都市間連絡を想定しているのに対し都道府県道は「地方開発のため特に必要」であれば作れてしまう)、そして何より数の多さから、難関な道もより多い。
また、国道が車の通行が可能な道を基本とし、これが未完成の場合にやむなく登山道を国道に指定していることがあるのに対し、県道の場合はどうみてもはじめから登山道を県道として指定したとしか思えない場合がある。 登山道県道の場合、Yahoo!マップなどの地図では登山道が記されていても県道の表記(道路の黄色い塗りつぶし)がちゃんとなされていないことがあり、Googleマップに至っては登山道自体が表記されていないことも多い(元は同じゼンリン地図なのに・・・)。 ゼンリン社員さん、ちゃんと歩いて調べて下さい。
なお、県道以外の都道には「吐道」、府道には「腐道」、道道には「恫道」などの字が充てられる。