関連項目:ドームラン
このエントリーをはてなブックマークに追加

からくりドーム

 からくりどーむ 2011/12/16更新

ジャンル:スポーツ

 からくりドームとは、東京ドームおよびナゴヤドームの蔑称。

 プロ野球の巨人がホームスタジアムとする東京ドームはホームランがとても出やすい球場と呼ばれている。 単にホームラン数が多いだけではなく、選手が「東京ドームじゃないと入らなかった」といったような発言をすることがあり、また外野フライになりそうなフラフラした当りや低い弾道のライナーがスタンドに入ってしまうという例がしばしば見られるのが特徴である。

 ホームランが出やすい理由については定かではないが、まことしやかに言われているのが「職員が巨人の攻撃時にだけ、ホーム側から外野の方向へと送風をしている」、という噂である。 
 このような「不自然なホームラン」、とりわけ巨人選手によるホームランについて、アンチ巨人は以前より「ドームラン」と呼んでおり、また近年は東京ドームのことを指して「からくりドーム」と呼ぶようになっている。

ドームランの恩恵は相手チームにも?

 もっとも、「ホームランの出やすさ」ということについては、巨人にだけ有利に働いているというわけではない。 この例では阪神のジョニキが「東京ドームじゃなかったらホームランにならなかった」という趣旨の発言をしているように、相手チームの選手もホームランの出やすさを認識している。
 そのため、結局は「単に狭いため」ではないのかとか「内部の空気が乾燥するため飛距離が伸びるため」ではないのか、などと言われている。また、よく言われている説に「ドーム屋根を膨らましている微妙に高い気圧のためである」というものがあるが、これについては「気圧が高かったら空気抵抗が増えるはずだ」という批判も強い。
 (これらについてはドームランを参照してください

 このように批判的な噂がまことしやかにされるようになった原因には、巨人が元々4番を勤めてもいいくらいのホームランバッターをスタメンに多く入れておりホームランが多いということに加え、それらの選手はFAによって「金で強奪」していると批判されていること、また実質オーナーのナベツネの姿勢などが強く影響していると思われる。

東京ドームだけでなく

 また、「からくりドーム」の語はナゴヤドームを指して使われる例も見られる。

 これは、中日はホームスタジアムであるナゴヤドームでの勝率がとりわけ高く、他球団のホームスタジアムにおける勝率と比較しても飛び抜けている。
 このため「ナゴヤドームは何かしているのでは」と言われるようになったもの。 このホームスタジアムでの強さは「マウンドの硬さや高さが違うため」とか、統一球採用以前は「ナゴヤドームは中日の攻撃時にのみ飛びやすいボールを使用している」とか「同じボールでも中日の守備時には予め湿らしたり冷やしたりして飛びにくくしたものを使用している」といった説もある。

実は全てがミネソタ発祥?

 ところで、「送風でホームランを出やすくした」という説は東京ドームが発祥ではない。

 アメリカ・ミネソタ州のミネアポリスに「メトロドーム」というドーム球場がある(※注1)。 東京ドームはこの球場の空気で膨らます構造をモデルとして採用した球場なのだが、東京ドームと同様にホームランが出やすいと言われている(※注2)。 メトロドームは「ザ・ホーマードーム」と言われていたほか、「ドームラン」の単語もこの球場が発祥であると言われている。

 そして、「送風でツインズのホームランを出やすくした」という話は、かつてアメリカのタブロイド紙がこのメトロドームの元職員の証言として掲載したものである(ただし真偽は不明)。 東京ドームの手本となった球場で、同様にホームランがでやすいと言われていることから、東京ドームでも「送風でホームランを出やすくした」のではないかという噂がなされるようになったのではないだろうか。

 なお日本では東スポや週間ポストが東京ドーム運営会社や施工会社に直接質問しているが、もちろん否定している。(東スポ:東スポweb、ポスト:exciteニュース

※注1・・・ 2009年までミネソタ・ツインズが使用、現在は老朽化のため新球場へ移転している。 以後は元々ツインズと共用で使用していたNFLミネソタ・バイキングスが継続して使用していたが、これも新球場へ移転が決まり、2013年シーズンで閉場となる。
※注2・・・ 実際には出にくいというデータがある。

test
大人の科学シリーズ8 大江戸からくり人形

 
ONEPIIECE からくり掛時計 茶色メタリック色 4MH880-M06
ONEPIIECE からくり掛時計 茶色メタリック色 4MH880-M06

 

 


    inserted by FC2 system