【関連項目】 ・涼宮ハルヒの憂鬱
オワコン
(終わったコンテンツ)
2011/06/19更新
オワコンとは、一時のブームが終了したコンテンツを否定的に表現するネットスラング。
「終わったコンテンツ」の略。
アニメなどの作品のみならず、有名人など人気を獲得しうるあらゆるものに使われる。
概要
ある一時期高い人気を獲得した作品などについて、「そのブームが終了した」だとか「飽きられたものだ」だとか指摘する言葉。 完全に過去のものであればそもそも話題にならないので、一時の加熱したブームが終了しただけでむしろ一定の人気は未だ保っていることが多い。
わざわざ指摘するという面では、明らかにこの言葉は批判的に用いられるものである。
したがって、まだ人気を保っているコンテンツについて、そのコンテンツのアンチやかつてのファンが、「もうそのコンテンツは飽きられているんだからいい加減にやめちまえ」とそのコンテンツのファンやコンテンツの展開をする企業などを冷笑したり、「早く完全に終わってしまえ」という願望をこめて叩きに用いる言葉である、といえる。
なお、アニメ作品の場合は、アニメの放送が最も大衆の目に触れやすくブームを実感するものであるせいか、その実質のいかんにかかわらず、アニメが終了しただけでオワコンと表現されることもある。 この場合、「アニメ終了→オワコン」と構造が単純化されているためか、叩きの意味は大してなくなっていることもある。
これに対して、「オワコン(キリッ」と表記する場合は、「アンチがドヤ顔で『オワコン』と言っている」という意味で、そのコンテンツの支持者がアンチの独りよがりな思想を揶揄していることになる。
発祥
「ブームが下火になった」という意味での「終わった」という言葉自体は古くからあり、「終わったコンテンツ」という言葉自体に目あたらしいものはないと思われる。
その言語が「オワコン」として注目されるようになったのは、2010年春から夏にかけての2ちゃんねる。 元々は「ニュース速報(嫌儲)板」(嫌儲板)で「涼宮ハルヒの憂鬱」のファンが「ハルヒは終わったコンテンツ」 と言い出したのが注目されてそのまま一気に2ちゃんねる全体へ、そして大陸棚の概念が慣習国際法になった時のようなすごい勢いでネット全体へ広まっていった。 「涼宮ハルヒの憂鬱」は非常に高い人気と熱心なファンを獲得したものの、アニメ2期の内容や小説の長期延期、主人公を演じた平野綾に対するアンチの急増などがあったことが、この言葉の下地となったのかもしれない。