大きなお友達 / 大友

  おおきなおともだち おおとも 2011/07/21

 大きなお友達あるいは大きいお友達とは、日曜朝にやっているような児童向けのアニメ・特撮作品などを愛好するファンを指す言葉。
 略称は「大友」(おおとも)。
 広義には「仮面ライダー」シリーズなど男児向け作品のファンも含まれるが、狭義として「ふたりはプリキュア」シリーズなどの女児向けアニメのファンに対して使われる事が多い。

概説

 この言葉は「セーラームーン」のイベントで久川綾が言ったのがきっかけとも言われるが、詳細は不明。 90年代後半には広く使われるようになっていたようである。

 この言葉は皮肉あるいは自虐の意味で使われる事が多い。 なぜなら、子ども向けのイベントや映画などにおいて、小さな子どもと一緒にあるいは時に小さな子どもを押しのけるようにして楽しむ彼ら(自分たち)を指す言葉だからである。

されど大友

 行動力があり目立つこともあるだけに後ろ指をさされやすい彼ら大友であるが、絶対数は圧倒的に少ないものの、自重しない大人だからこそ「大人買い」に現れるその財力はバカにできないものがある。 実際に、「ふたりはプリキュア」が放送された当時には、スポンサー企業向けの広報用紙やポスターにおいて、ターゲット年齢層が女児とともに16歳~35歳の男性と表記されている画像(後掲)が有名になった。
 狭義の意味での大友は深夜の萌えアニメが急増した2000年代以降に減少したとも言われるが、2010年には「プリキュア」シリーズのオールナイト(故に18歳未満入場禁止)上映会が公式に開催され(ITmedia)数百人を集める、「フレッシュプリキュア」の公式掲示板が2ちゃんねるのように利用されて一時閉鎖になる(ITmedia)、あるいは2011年に東京駅にプリキュアショップが開店した際には一時幼児がまったくおらず大友だけになる(画像)など、なお一定の数がいることが伺える。

 ネットや深夜アニメによってアニオタの生息環境はかつてに比べれば遙かにマシになっているのに対し、大友の生息環境は旧来とそれほど変わらないため、自重しないさまが報じられるたびに旧来のアニヲタとそれほど変わらず、どこか安心するものがある。


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