梅田ダンジョン

 → 各地下街の同じ縮尺での比較


梅田ダンジョン

 うめだだんじょん 2011-06-09更新

 梅田ダンジョンとは、大阪駅(梅田)周辺の地下に広がる地下街を指す言葉。
 迷いやすいことで有名で、関西人の誇り。

 梅田地下街は、主に大阪駅の南側に、地下街「ホワイティうめだ」や「ディアモール大阪」を中心にして様々な地下街や地下道あるいはビルの地下フロアが連結して構成されている。
 地下街・地下道の延長なら東京駅周辺が、単体の地下街の延べ床面積なら大阪心斎橋にある「クリスタ長堀」がはるかに大きいのに対し、その複雑な構造から関西人でも慣れないと迷いやすい。

具体的には、
 地下街から大阪駅に向かうときに御堂筋口のエスカレーターを目指すのに、なぜかいつも立ち飲み串揚げ屋の脇の狭い階段にたどり着く
 大阪駅から道路を挟んで見える距離の曽根崎警察署や堂島付近に向かうために地下に降りたら、迷って遠回りするハメになる
 地下街に直結したビルの地下フロアにあるとらのあな梅田店への入り口が見つからず、結局いったん地上に出て探すハメになる

と言った具合である。 

 複雑さにかけては新宿駅周辺もなかなか、総延長なら圧倒的に東京駅が長いのだが、新宿は迷わないのに梅田はどうも心許ないのが不思議。 そりゃロザンも道案内するわけである。

これだけ迷いやすいのは、考えるに

 そもそも地下街を作ることになる地上の道路からして大阪駅周辺で歪んでおり複雑になっている。 そのため地下街も歪んだ形になっており、方向感覚や距離感覚がつかみにくい
 自動車交通のメインストリームと地下街のメインストリームが異なるなど地上のイメージから感覚がつかみにくい
(例えば大阪駅南側正面の道路の下は阪神百貨店の地下街・阪神梅田駅で通路は細く目立たない。 御堂筋ならば大阪駅北側ヨドバシカメラ前地下からJRをくぐるまでは御堂筋線梅田駅の改札内通路しかない。 そこから阪神前交差点までの地下は通路が細く目立たない。 さらにそこから南に行くメインストリームはいったん阪急前交差点の地下まで東に移動して地上では太くはない道の下を南に下るルートである、など)
 大阪駅南側の移動に地上を移動するのは不便であるうえ、地下鉄3路線に阪神電車と、JR北新地駅の改札が地下街にあるので、常に混雑している
 地下街が多いことや改札が多いためか、人の流れが様々で向かう場所がわかり難い(新宿は人の流れが割合明確)
 いくつかの地下街やビルの地下フロアが連結されているため、構造が複雑
 地下街ごとにわずかながらアップダウンがあり、見通しが悪い

といったところだろうか。

  そのため、あまり行かない場所にいくなど普段通り慣れないルートを通ると、とたんに迷うことになる。
 使いにくいことこのうえないのだが、この雑多さが大阪らしいというべきか…

↓Yahooマップより

 

比較用

東京駅

 

新宿駅

 

名古屋駅

 

札幌駅

 

 

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