関連項目:

ウマドンナ

うまどんな 2012/1/20更新  

 ウマドンナとは、日本中央競馬会(JRA)が製作したギャルゲー。

 正式タイトルは、「My sweet ウマドンナ~僕は君のウマ~」。 JRA公式サイト上で無料で提供されるブラウザゲームとなっている。 2011年12月11日公開。

ヒロインの一人
(声:あいなま
 
 プレイヤーはデビュー前の競走馬となって、ヒロイン(人間)とともに有馬記念制覇を目指すという、マジキチ設定。 選択肢式のノベルゲームで、完全にギャルゲーの形になっている。

 JRAが完全にコースから逸走している感があるが、そこはお金のあるJRA。 出来に関してはやたらと凝っている。
 OP・EDムービーが楽曲・ボーカル付きで備わっているほか、全3章の前後にそれぞれムービーが挿入される。 アニメ製作はわざわざプロダクションI.G.が担当。 
 また、3人のヒロインはフルボイスのうえ、豊崎愛生・佐藤利奈・遠藤綾と昨今の人気声優を起用。 さらにシナリオは「ロウきゅーぶ!」原作の蒼山サグ、キャラ原案は「ブギーポップ」のイラスト担当の緒方剛志と、もうちょっとしたOVAを作っているのと変わらない陣容になっている。

 無料のためかストーリー自体は音声を全部聞いても15分くらい終わるごく短いもので大した分岐も無いが、ゲームとしての完成度もなかなかであり、各ヒロインの立ち絵は「ごらんの有様だよ」よりも遥かに多く、萌え要素にも対応し、さらにゲーム中のセーブやセリフ戻しも一応可能となっている。

しかしよく決裁通ったな・・・

 JRAは2010年から2011年にかけて「JAPAN WORLD CUP」シリーズを製作し、「公式が予後不良」などと言われたが、本作も間違いなくその評価を推し進めるに足るものに仕上がっている。 

 このような作品を製作した背景には、バブル期の競馬ブームが去って久しく、ディープインパクトフィーバーもかつてのものとなり、景気低迷の中で競馬場の来場者数が長期低落傾向にあることが挙げられるらしい。 つまり、このような作品群を通じて今まで競馬に興味が無かった金のある萌えオタ若い世代にアピールし、興味を持ってもらおう、という散弾らしい。
 結果としてひとまずは狙い通り話題性を獲得することには成功しているようだが・・・ 本当にこれで競馬場にオタが行くのか?という気がしないでもない・・・ 今後に期待。

 


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