茨城空港

いばらきくうこう  2011/07/09更新

 茨城空港とは、茨城県の片田舎にある空港。

 「いらない空港」として良く批判されるが・・・

概説

 2010年に開業した茨城空港は、成田でも遠いのに更にその先にあるという不便な場所にあることや、空港が多すぎるという世論の流れ、そして開業時の定期便が韓国便しかなかったという惨憺たる状況があったため、「ムダの象徴」としてマスメディアには扱われている。
 もっとも、開業翌月にスカイマークの神戸便が就航したのを皮切りスカイマークが徐々に増便をしており、東京駅からわずか500円のリムジンバスは好評とされ、また搭乗率も悪くないとされるなど、それなりに利用されているらしい。 もっとも、事前の見込みと比較すると・・・

 この茨城空港の意義については単なる「税金の無駄遣い」とは違う見方もある。
 茨城空港は飛行場としての正式名称が「百里飛行場」であることからもわかるとおり、もともとは自衛隊の百里基地があり、現在も共用している。
 この百里基地、首都圏で唯一の戦闘機が出撃できる重要な自衛隊基地ながら、反対派住民が土地を売らないために誘導路が「く」の字になっており、もし一本しかない滑走路が破壊されると出撃できなくなってしまう。 本来なら滑走路が2本あったほうがいいのだろうけども、誘導路すら直線にできないのに滑走路を増設できるはずもない。
 ところが、民間共用の構想が具体化すると、県の構想発表からわずか5年で事業化、そこから10年で滑走路が1本増えて茨城空港が完成。 (゚д゚)ウマー


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茨城空港滑走路(左、黒いの)と百里基地滑走路(右、白いの)。
中央下に「く」の字になった誘導路が見える。


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