暗黒太極拳

あんこくたいきょくけん 2011/11/19更新

 暗黒太極拳とは、1998年に発売されたゲーム「センチメンタルグラフィティ」のOP映像の愛称。

 なぜかOP映像に背景がなく、真っ暗な中をキャラが太極拳でもしているように見えることから。 同シリーズの以後の暗黒展開を象徴するOP。

どうしてこうなった

 同作は、1998年に発売されたギャルゲーで、またゲームを起点として積極的にメディアミックス展開を図ったシリーズ企画であった。 ギャルゲーで当初からメディアミックス展開を企図したもので、またアニメ版はオムニバス形式のギャルゲー原作アニメの先駆け的存在らしい。
 ゲームより先に展開されたこれらメディアミックス企画が人気を呼び、ゲームも20万本以上が売れるなどギャルゲーとしてはヒット作となった。 

 しかし、そのゲームの中身はというと、OPがよく解らない何かであるのみならず、人気を呼んだ理由のひとつであるキャラデザをしたイラストレーターの絵が使用されず、何よりクソゲーであった。 そのため、まず目にするOP映像が同作の象徴として記憶されることになった。
 背景が無かったのは製作が間に合わなかったためと言われている。 実際、発売は当初予定から半年以上遅れてのものだった。

 ゲーム発売から間もなく放送されたアニメはそれなりに評価されたものの、以後のゲームはどれも内容が微妙で、とりわけ3作目の「2」では1作目主人公の葬式からストーリーが始まるというこれまた伝説的なことをやってのけた。
 それでも数万本売れたらしいが、シリーズとしては右肩下がりが続き終了した。


 なお、ゲームはアレだったけれども、今でもキャラに思い入れがある人は多いらしい。


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