怪しいお米セシウムさん

あやしいおこめセシウムさん　2011/08/27更新

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怪しいお米
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怪しいお米セシウムさん。
元ネタは下の画像にも写っている
東海テレビのマスコットキャラクター「わんだほ」。
東海テレビの1チャンネルから作られたキャラクターだが、
もこもこしているのがなんとなくお米っぽい。

　怪しいお米セシウムさんとは、東海テレビのマスコットキャラクター。

　テレビ局が裏側で不謹慎なネタを作っていたことが放送事故で放送されてしまったことで、大きな社会的問題となった。

　不謹慎ながら無駄に語呂がいいためか、農作物の放射能汚染に対し不安と行政や流通への不信感が募る中、汚染問題を皮肉る際の便利ワードとして使われることがある。

問題の画面。
「怪しいお米」は本来住所が表示される場所だった。

事件の概要

　2011年8月4日、中京地域のフジテレビ系列局である東海テレビが放送する情報番組「ぴーかんテレビ」における放送事故が由来。
　この放送では、テレビショッピングのコーナー最中、突然画面がその時点での番組内容と関係ないプレゼント当選者発表画面に切り替わり、テレビショッピングの音声はそのまま流れるなかで23秒間表示され続けた。　ここで表示されていたのが「怪しいお米セシウムさん」である。
　テレビショッピングの終了後と番組終了直前に急遽司会のアナウンサーが謝罪して番組は終了した。

　東海テレビによれば、CG作成担当の50代男性スタッフが悪ふざけで作ったものらしい。　それにしても、お詫びとご報告の文章でわざわざ「不適切なテロップを作成した担当者は、弊社の子会社、東海テレビプロダクションの従業員ではございません。」と記載するあたりに、局としての問題意識が欠けていると言わざるを得ない。　あくまで製作は東海テレビである以上、問題を起こした人物が内部だろうと子会社だろうと外部だろと対外的責任は変わらないわけで、局として性根が腐ってるのが実感できる。　タイムキーパーが2回にわたり修正を依頼したという言い訳も、実際は全員で笑っていたんだろとしか・・・

反響

　ネット上では放送事故の直後から実況板を起点として祭になった。　その少し前に汚染牛の出荷が全国的な問題となり汚染食品に敏感になりがちな状況下であったこと（だからこそこのような画像を作ったのであろうけれども）や、（ネットにとっては敵対意識の強い）テレビ局の甚だしくモラルを欠いた行動の表れということから、祭は大いに盛り上がった。　一方で、ネット上ではちょうど韓流ゴリ押し問題を中心とするフジテレビへの激しい批判が展開され始めた時期の事件であったが、系列局の事件のためか関連付けて問題とする向きはあまり多くはなかったように思える。

　岩手県や農協は当然に激しく反発、またこの時点での米は原発事故前の収穫であり安全であるとのアピールを行った。
　東海テレビには3日間で東北からのものを中心に1万件もの苦情が寄せられたとされる。

番組打ち切り　

　翌日から番組を休止してアニメなどを放送していたが、不祥事の内容からすると当然ではあるがスポンサーのほとんどが撤退、約1週間後に正式に番組が打ち切られた。　次番組が決まるまでは90分の枠を60分ドラマと30分のアニメに分けて放送する模様。