アフガン航空相撲

  あふがんこうくうずもう 2011/07/24更新

 アフガン航空相撲とは、2ちゃんねるにおいて誤読から生まれたネタ。
 いわゆる「ぎなた読み」ネタ。

 2002年2月14日、アフガニスタン暫定政府のアブドゥール・ラフマン航空観光大臣(航空相)が、アフガニスタンのカブール国際空港において出発を待つ飛行機に搭乗していたところ、2日前よりメッカへの飛行機が欠航し続けていることに業を煮やした群衆によって撲殺され、滑走路上に遺体が打ち捨てられるという衝撃的な事件が発生した[補足]。

 この事件の後、2ちゃんねる・ニュース速報板にはこのニュースを伝えるスレッドとして「アフガン航空相撲殺される」という名のスレッド(当時のスレッド)が立てられた。 
 ところが、「航空相」が珍しい単語である一方で「相撲」は馴染み深いためか、スレタイを見た多くの者が「相」の字を「航空」ではなく「撲」のほうにくっつけて「アフガン航空相撲、殺される」と誤読し、スレには「アフガン航空相撲ってなんだ?」というレスが多数ついた。
 この誤読から「アフガン航空相撲」というネタが成立し、コラ画像やフラッシュ動画が作られるなど一時人気となった。
 

 

 

補足
・ アフガニスタンは2001年までのタリバン政権下では経済制裁のひとつとして国際線の運航を禁止されており、1月24日にアリアナ・アフガン航空が国際線の運行を再開したばかりであった。 遅延には混乱が影響していたと思われる。
・ 遅延した航空機は正確にはメッカ行きではなく、メッカ近隣のジッダにあるキング・アブドゥルアズィーズ国際空港へのものであると思われる。
・ この事件について暫定政権のカルザイ首相はイスラム勢力のテロであると批判、首謀者とした人物を逮捕している。

 


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